■ゴーストとその解決法


ゴーストとは
ゴーストが発生する理由

ゴーストを減らすには

信号の反射によるゴースト

信号の反射によるゴーストが発生する理由
信号の反射によるゴーストを減らすには


■ゴーストとは

地上波をキャプチャーすると、住んでいる場所によっては図1のような変な映像になってしまうことがあります。これは、『ゴースト』と呼ばれており、キャプチャー星人の最大の敵です(笑

図1 典型的な地上波ゴースト


■ゴーストが発生する理由

ゴーストが発生する原因は、図2に示すように、放送局からの電波が直接アンテナに届くものと、一度建物や山などで反射して遠回りしてきたものが重なって届くためです。

電波は光の速さで進むため、遠回りしてきたほうが時間的に送れて到着します。そのため、横にずれて重なって見えるのです。

再び図1をご覧になってほしいのですが、(1)が本来の映像、(2)と(2)' が何かに電波が跳ね返って送れて届いた偽者の映像です。
図2 ゴーストが発生する原因


■ゴーストを減らすには

自分の予算に合わせて次の解決方法を選んでください(笑

(1) お金をかけたくない人

一番いい方法は、邪魔な建物や山を全て吹き飛ばすことですが、孫悟空でもない限りそんなことが出来る訳がないので、仕方なくアンテナを調節することなります。

調節といってもできることは限られています。一般の人にはアンテナの向きを変えてみることしかできないでしょう。しかし、アンテナの向きは最も感度がよくなる方向に向けられており、向きを変えると感度の低下につながります。この方法では、解決するのはかなり困難でしょう。

(2) 3000円コース

 多少アンテナの感度が低下しますが、室内アンテナを用いるとゴーストが減少することがあります。また、室内アンテナは方向/感度を自由に変更できるため、トライ&エラーで何とか解決できるかもしれません。

(3) 6000円〜10000円コース

家のアンテナとは別に指向性の高い八木アンテナを庭に立てましょう。ただし、運が悪いとゴーストが出ます(笑

かなり強引な手段になるかもしれませんが、アンテナのサイドをシールドで覆うと効果が出るかもしれません。最低限、横からの不要な電波を防ぐことができます。

図3 アンテナの回りにシールドをすることにより、外部からのノイズを遮断?

(4) 20000円以上

地上波をあきらめて、CATV/BS/CSに変更しましょう。一発でゴーストとおさらばできます。って解決になってないかな(汗

TVの種類によっては、ゴーストを除去することができる機能を持っているものがあります。このTVにビデオ出力がついている場合は、除去できる可能性があります。


■信号の反射によるゴースト

図1をご覧ください。ほとんどわからないと思いますが、よく見ると赤く丸を付けたところに、携帯電話の液晶の枠が複数写っていないでしょうか?
 これが信号の反射によるゴースト、正確には『反射波』です。
図1 信号の反射によるゴースト


信号の反射によるゴーストが発生する理由

アンテナに流れる高周波信号を伝送する場合、ケーブルやコネクタのインピーダンスが全て統一されている必要があります。このインピーダンスが少しでも異なっていると、インピーダンスミスマッチングとなり、信号の反射波が発生します。
 インピーダンスミスマッチング時に、どの程度信号が反射するかは、式(1) によって求めることができます。

式(1)

図2 入出力インピーダンスと反射波の関係

インピーダンスは、使用目的によって決まっています。次に例を示します。

ケーブルの種類/使用目的 インピーダンス [Ω]
同軸 VHF/UHF用 75
同軸 ビデオ信号/S映像/YUV 75
同軸 BS/CS用 50
フィーダー線 VHF/UHF用 300
オーディオ機器 600


信号の反射によるゴーストを減らすには

これは、一言でいえば『インピーダンスマッチング』にすることです。すなわち、図2の Za Zb を等しい値にすればいいのです。同軸 VHF/UHF用 に絞ってお話をすると、お店に売っている75Ω同軸ケーブルを使い、F型コネクタを使えばいいのです。
 しかし、規格に適合した製品を使っても、どうしても反射波が発生してしまうことがあります。これは、コネクタ部分の接触抵抗が原因です。接触抵抗を減少させるには、熱研の『SETTEN NO.1』がお勧めです。

SETTEN NO.1 について このレポートを読む限りでは、SETTENは高周波において特に接触抵抗を減少させる働きがあるらしい。