CDを作ってみよう


 このコーナーでは、中級者を対象にしたCDの作り方を解説します。


CDを作るには、次のステップが必要です。

(1) CD-R ドライブ、(場合によってはSCSIカードも)を購入します。

(2) CD-R ライティングソフトをインストールします。

(3) CD-Rを作成します。

(4) CD-Rを作成した後


(1) CD-R ドライブを購入

お店に行くと、さまざまなメーカーのCD-Rドライブが売っています。お店に売っているCD-Rドライブの種類は大まかに次に示す3通りに分類されます。




 (2) CD-R ライティングソフトをインストールします。

 CD-Rを作成するためには、CD-Rドライブだけでなく、CD-Rライティングソフトというものが必要です。CD-Rライティングソフトにはさまざまな種類がありますので、代表的なものだけを取り上げて説明します。

大衆向けソフト

ソフト名

評価
B's Recorder GOLD 機能が少なく初心者向け。そのうち不満に感じてきたら、別のソフトに変えましょう。
WinCDR 5.0

一般的なソフト。WAVを作るときに読み込み速度を指定できないことがあるのが難点。

5.1 からはMP3をドラッグして音楽CDを作ることができる。しかし、通常そのようなことはしません。

Disk Juggler R2 Proなら必ず使うべき。CDをコピーするためのPro用ソフト。IDE接続のCD-Rドライブにはあまり対応していない。
NeroMP3-99 多少設定が面倒で使いにくい。MP3をドラッグして音楽CDを作ることができる。しかし、通常そのようなことはしません。
Direct CD パケットライトに対応していて、CD-Rを通常のフロッピーのように使うことができます。しかし、速度が遅いためお勧めしません。

少しやばめのソフト

ソフト名

評価
CloneCD プロテクトのかかったCDをコピーできる。対応ドライブがかなり限られている。運悪く、私のCD-Rドライブは未サポート (;_;)/ (YAMAHA 426)



(3) CD-Rを作成する

 一言にCD-Rを作成するといっても、その内容は非常に多岐にわたります。私も全てを知っているわけではないので、一般的に使用されるものだけを説明します。

■書き込み動作の種類

(1) Disk At Once(ディスク・アット・ワンス)

 全てのデータをまとめて1枚のCD-Rに書き込むときによく使用する形式です。データの変更・追加はできません。特に理由がない場合は、この形式でCD-Rを作成してください。

(2) Track At Once(トラック・アト・ワンス)

 データを複数回CD-Rに書き込むときに便利な形式です。1回書き込むごとにおよそデータ量+10MBを消費します。トラック・アト・ワンスは、追加する回数が多くなるとCDを認識する時間がとても長くなりますので、5回程度を限度と考えましょう。

(3) Packet Write(パケット・ライト)

データを細かい区切りにしてCD-Rに書き込む形式です。CD-Rをフロッピーのようにして使用することができますが、いろいろ不便なことがあってあまり用いられていません。


■作成するCDの種類

(1) ISO9660

CDのISO規格であるISO9660に従った形式でCDを作成します。この形式で作成したCDはほとんどのコンピュータで読み込むことができます。

(2) Audio CD

音楽CDを作成します。音楽CDを作るときには、サンプリング周波数44.1KHz、16bit、ステレオのウェーブファイル(拡張子が .wav となっています)が必要です。

→ ウェーブファイルを作成するには、ライティングソフトの機能で「ウェブファイル作成」などを選べば簡単に作成できます。

(3) Video CD

VideoCDプレイヤーで再生できるビデオCDを作成します。作成には、352x240ドットのMPEG-I ファイルが必要です。 MPEG-I のファイルを作成するには、専用のソフトウェアを用いてください。


■ファイル名の種類

(1) 8+3形式(MS-DOS形式)

MS-DOS時代から使用されている、ファイル名(8文字) + 拡張子(3文字)の形式です。全てのOS( MS-DOS/Win95/98/NT/2000/UNIX/Mac )で読み込むことができます。ただし、ファイル名にかなりの制限がかかります。

(2) Joliet(ジュリエット形式)

Windows を用いているならこの形式で作成しましょう。Jolietはロングファイル名をサポートしています。ただし、ファイル名に , (カンマ)を含むものを使用できないため、ファイル名には極力カンマを使用しないようにしましょう。



(4) CD-Rを作成した後

CDを作成したら「はい、それで終わり」ではありません。次に問題となるのはCD-Rの保管・管理です。私は今までこの項が抜けていたために、後々かなり後悔することになりました。皆さんには私の反省を生かしてほしいと思います (^-^)/

 私はかなりたくさんのCD−Rを作ります。それが原因で、いつも置き場所に困ってどこでも適当なところに置きっ放しにしてしまうというだめな癖があります(^-^); その置きっ放しにしたCD-Rの中で偶然、窓際に置いたものがありました。

 ・・・およそ1ヵ月後、そのCD-Rを使おうと思ってケースから取り出した時です・・・「あれ?色が変わってる!? (^_;)/ 」 円盤と化したCD-Rを次の図に示します。

日光浴をしたCD-R。矢印のところが日焼けしている(;_;)/

お・おんがくCDが・・・

はぅ〜〜この中にはMP3が130曲も入っているのに〜〜(;_;)///

 このようなCD-Rが10枚くらいありました・・・おかげでMP3を500曲以上失いました。

 JA$RACの微笑を感じますね(笑)

安いCD-Rは全部消えてしまいましたが、その中で唯一生き残ったCD-Rがあります。それは「TDK」。すばらしい!!! この強力な可視光線・紫外線からデータを1ヶ月も守り抜きました。やはり、CD-Rは有名メーカーの「太陽誘電」か、「TDK」にかぎりますね(今はすでに常識)。

 このように、安いCD-Rを絶対に買ってはいけません。必ず後悔します。ちなみに、安いメディアかどうか見分ける方法は、CD-Rを通して蛍光灯がかすかにでも見えたらそのメディアは将来消えると考えてよいでしょう。

生き残ったTDKのメディア

 生カンブリア時代のTDKメディア (^-^)/

 今は入手が難しいと思います。

 最近売られているタイプ。タフネスコートが一部ないため、データが消失する可能性がある。
中生代末期のタイプ。一番耐性が強いと思う。

 一般にCDの寿命はおよそ100年といわれています。しかし、CD-RはCDのように100年も持たず、およそ10年しか持ちません。実際に1995年、つまり5年前に書いたCD-Rはもうすでに読み辛くなっています。これらの原因には、自然光や環境放射線、酸化による色素の劣化などがあります。次に、メディアのタイプと寿命を示します。

 この他にも、使用するとレーザーがCD-Rに当たり色素が劣化します。実際に数千回使用した音楽CD-Rは色が少し変わりました。(そんなに聞くなって(^-^)? 音楽好きなもので・・・)

CD-Rと寿命の関係
一般的なCD。寿命はおよそ100年くらい。使用頻度が多いと、傷がついて数年で読めなくなる。

03/28/2001:
 最新の研究によると、20年程度しか持たないそうです。
メーカーが保証する期限はおよそ30年であるが、私が思うには1年ほどで消える。だからRW(ReWritable)なの。

CD-Rはおよそ10年。

非常に頻繁に使用すると、ドライブが出すレーザーでCD-Rが少しずつ焼ける。



まとめ