MP3とは、MPEG-Iの規格の一部で、音(音声)の圧縮に関するものです。 その音声圧縮の中でも、Layer I、II、IIIがあり、いわゆるインターネットで出回っているMP3とは、LayerIIIのことを示します。
MP3には、人間に聞こえない音をカットする技術が使われています。次に、主に使われているものを示します。
マスキング効果
音を時間空間でフーリエ変換したのち、スペクトラムのピーク周辺の音は聞こえないことを利用して情報を削ります。
可聴限界音
人間の耳は、ある一定以下の小さな音は聞こえません。それを利用して、聞こえない音を消して情報量を削減します。可聴限界音は周波数によって異なるので、削減されるのは主に低音部で16Hz以下、高音部で16KHz以上です。
Jointステレオ
音の左右のチャンネルのスペクトラムが似通っている場合は、人間は音量の違いだけで音の存在位置を判断するようになります。それを利用して、左右のチャンネルを一つにまとめ、音量の違いだけを保存するようにします。これにより、およそ50%の圧縮が期待できます。
Huffmanコーディング
情報のエントロピーに注目して開発された圧縮形式。出現頻度が少ない情報には長いビットを、多い情報には短いビットを割り当てることによって、平均圧縮率50%を実現する圧縮技術です。LHAなどの大半の圧縮アプリケーションが採用している形式です。動的ハフマン法と、静的ハフマン法の二種類があります。
MP3を作成するには、まず持っているCDをWAV(ウェーブファイル、拡張子が wavです)にしなくてはなりません。このとき、CDに傷がついていたり、CD-ROMドライブの種類においては”プチ(ピシッとも聞こえる)”というノイズが入ることがあります。こうなると音楽として価値を失いますので、注意しましょう。
CDをWAVにするソフトウェアの代表例を次に示します。
WinDAC32・・・・ シアウェアのソフト。プチノイズが入りにくく、優れたソフトウェア。1曲ごとに「お金を払ってね」とメッセージを出します。「OK」を押すのが面倒な場合は、自動でボタンを押すソフトを使うと便利です。
CD2WAV32・・・ フリーソフト。使用者は多いのですが、私が思うにはかなり”プチ”ノイズが入りやすいソフトです。
その他のCD-RライティングソフトでもCDをWAVにすることができます。自分のマシンにあった”ぷち”ノイズが入らないソフトウェアを選びましょう。なお、読み込むときは、必ず等倍(1x)で読むようにしましょう。そうしないと、音楽の質が低下してしまいます。(C1, C2 エラーが増えるため)
次に、WAVファイルの名前を目的の曲名に変更します。エクスプローラで一つ一つやるのもいいですが、当管理者が開発した Rename を用いれば非常に楽をして変更できます。ぜひお勧めします。
名前を変更したら、実際にMP3に変換します。WAVファイルをMP3にするソフトは非常にたくさんありますので、今回はほんの一例を紹介します。なお、星の数は私が独断で評価した音質をあらわしています。
SCMPX v1.4.1・・・変換機能搭載のMP3プレイヤー。音質:★★
AMP3ENC・・・・・・変換専用のフリーソフト。音質:★★★
MP3 Producer ProII・・・150$のMP3変換ソフト。変換にものすごい時間がかかります。かなりおすすめ。音質:★★★★★
YunaSoftMP3エンコーダ・・・音質:★★★
午後のコーダ・・・MMX、SSEに対応した超速いエンコーダ。音質:★★
変換が終了したら、次は「再生」です。再生するには、MP3プレイヤーを用います。これまた、非常に大量にありますので、ごくごく一部を紹介します。
話によると、MP3プレイヤーによって若干音が異なるということを聞いたので、音質の比較を行いました。基準はデコーダの出来が悪いと評判の WinAmp としてあります。
評価曲 ELT - The One Thing 長さ 4:43 (Original Mix) プレイヤー名 音質 コメント Winamp 基準 少しこもっている感じ。 FirstMP3Player +25点 ハイ・ハットがはっきりと聞こえる。ボーカルよりも、周りの楽器が鮮明に聞こえる。
しかし楽器に負けずに、ボーカルの生きる感じは残っている。なかなかいいかも。
欠点:スレッドの優先度が普通になっているため、何かアプリを起動すると大変飛びやすい。今後の改良が期待されます。
SCMPX 1.51 +5点 ボーカルが少し死んでいるような感じ。しかし、WinAmpよりはいい。 Sonique 1.30 +10点 まあ、WinAmpよりはいいかな? UNREAL PLAYER MAX 3 +10点 ボーカルが生きているが、楽器が少し負け気味。 Kjofol ±0点 楽器のアタックが少し強め。ボーカルが楽器に負け気味になっている。 Audio Active Player +25点 さすが、Fraunhofer - IIS のコデックを使っているだけあって、自然な音が出ていますが、スレッドの優先度が普通になっているため、飛びやすいのが欠点です。 Play! 2000 NEXT +15点 ハイ・ハットがなかなかいい音出してます。しかし、どうも操作感に何があり。
結論 判定のところ、次のプレイヤーが優秀と判断されました。 1 WinAmp 音質が悪気味でも、やはり世界標準は大きい。スレッドの優先度を高にできるため、非常に飛びにくい。 2 SCMPX 初心者に使いやすい親切なプレイヤーとして上位に入りました。 2 UNREAL 長寿のプレイヤーであり、機能がまとまってユーザーインターフェースが確立しています。 3 FirstMP3Player 音質がいいのは認めますが、初期設定で音が飛びやすいというのはかなり問題があります。あと、メモリを20MBも使用するのはあまりにも重過ぎます。やはり、VBが混じっているプログラムは出来がよくありません。 3 Audio Active Player 音質がいいのですが、FirstMP3Player同様とびやすいのが欠点です。
あると役に立つものです。
Winampで日本語を表示するためのプラグイン(YunasoftSexyPulug-In)